越百山

コスモやま

越百山登山道展望台から白銀の南駒ヶ嶺・仙涯嶺を望む

写真提供 : 中島さん

    山行報告
   報告者  中島貞夫
山    名 越百山 山行名  個人
山 行 日  平成23年1月7〜9日 天候 
参 加 者 東、 坪井、 高木、 谷、 中島
 山行報告 

中央アルプスの南に連なる越百山から360度の白銀の世界が展望できるとの期待を持って「やましろ山の会」の例会に参加をさせてもらった。

 正月寒波の積雪で登山口まで入れるか心配ではあったが、地元の役所に問い合わせてOKなので7日夜出発した。大桑村の道の駅で仮眠して、伊那川ダムを過ぎて駐車場までは除雪してあり約10cm程度の積雪があった。林道から登山口までは順調に進んだが堰堤からの急登で足が進まず苦しい登りが続いた。直ぐにアイゼンを着けるが積雪は多くなってくるし、歩いた跡もないので交代でラッセルをして上の水汲み場まで到着した。

途中の展望台では真っ青の空に雲もなく白く輝く南駒ヶ岳や仙涯嶺、後方には御嶽山などが見られた。ここからまた急坂になり太陽も西に傾き薄暗くなってきた。後から3人のパーティが追い越してラッセルして登っていったので、我々も後をついて登ったが避難小屋へのトラバースルートに入る分岐が分からず赤いテープを見つけて直上したがこれは直登コースの標しらしいと思った。            ここからも粉雪のため足の踏ん張りがきかず登るのに時間がかかり八合目付近で暗い中でテントを設営して潜りこんだ。傾斜をスコップでならしたが狭くテントが斜面にはみ出して不自然な状態で一夜を明かした。

夜からの風が強くなり小雪も舞って天候が変わり、視界もないので下山することになり荷をまとめた。登りも下りもワカンを使ったが今まであまり使う時がなかったのですべったりして歩くのに難儀をしたが深雪には有効であったと思う。特に自分が使っているワカンは籐製で大きくて、アルミ製の小さいものよりは歩きやすかったと思う。七合目を過ぎると風もなく空も明るくなってきて順調に下り12時頃登山口に到着、駐車場に帰って厳しかった山行も無事終了したが厳冬期の越百山を登るには色々と反省点もありもっと計画を練る必要があると思った。

やましろ山の会メンバーにはいろいろとお世話になりありがとうございました。